【Day163】越境ECの売上分解と改善戦略を考える

雇われない生き方の大越です。

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毎週土曜日 午前9時~9時30分に

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・YouTube Live

にて配信させていただいております、

「雇われない生き方LIVE配信」

本日は2024年5月3日に配信いたしました

アーカイブをお届けいたします。

ネットビジネスの基本と自分自身の在り方

こんにちは。今日は2025年5月3日、土曜日ですね。ゴールデンウィーク真っ只中ということで、お休みの方も多いかと思いますが、私は今日もいつも通り配信をやっていきたいと思います。第163回目のLIVEということで、よろしくお願いいたします。

前回は4月の総集編という形でお届けしたんですが、今日は久々に“今”の話、特にネットビジネスの基礎についてお話ししたいと思います。
これは本当に、稼いでいる方ほど意識しているところで、逆に「うまくいかない」「結果が出ない」と感じている方は、意外とここが抜けてしまっているのではないかという大事な部分です。

やっぱり定期的に振り返ることってすごく大事なんですよね。ですので、今日はそんな基本的な部分を改めて一緒に見直していけたらと思っております。

さて、ゴールデンウィーク真っ最中ですが、皆さんはどこかお出かけされたりしてますか?

私はですね、この時期ってどこに行っても人が多いので、むしろ動きやすいなと感じています。

というのも、1年の中でちょうど3分の1が過ぎたタイミングですよね。ちょっと立ち止まって、自分を見直すにはすごくいい時期だと思うんです。特にこのタイミングで、「一度落ち着いて考えよう」というのは、意外と多くの人が見落としがちですが、すごく大事。

実は私も、先週から動画の配信を再開していて、今回がその後半戦という感じです。人によってはこの連休を使って11連休という方もいるそうで、もしそういう方がいらっしゃったら、ぜひ何してるか教えてほしいですね(笑)。旅行とか、ゆっくりされてる方も多いのかな。

私自身はというと、普段通り仕事をしています。仕事というか、いろいろ整えておきたいこともあって、動いているという感じですね。

少し個人的な話になりますが、毎年この時期になると、思い出すことがあります。

今からちょうど8年前くらい、Facebookで「鎌倉に住みたいな」と投稿したことがあって。当時、東京に住んでいて、会社を辞めてネットビジネスを始めたばかり。やっと少し稼げるようになってきたころでした。

多分ね、その時はちょっと調子に乗ってた部分もあったと思います(笑)。でも、「稼げてなくても、鎌倉でゆったり暮らしたい」って、そんな夢を投稿したんです。

今はというと、実際に鎌倉ではなく宮城県のおおよそというところに住んでいるんですが、それでも「ネットビジネスをしながら、自分のペースで生きる」という生活は実現できている気がします。

ただ、それで満足しているわけではなくて、また新しい目標も出てきているんですよね。だから、さらに上を目指して頑張ろうと思っています。

年末年始って、1年を振り返ったり、来年の計画を立てたりするタイミングですよね。でも、それと同じように、今の時期——5月初旬もまた、すごく大事な節目なんです。

1年のうち3分の1が終わったタイミングで、残りの2/3に向けてどう動いていくか。そういう視点を持てると、ビジネス的にもすごく有利になると思います。

また、9月にも連休がありますから、そこも次の節目として見直しがしやすい時期です。カレンダー通りの生活をしていると、自然とこういうリズムが取れるのも良い点ですね。

私はもともとサービス業で365日働くような環境にいたので、起業してからは「土日祝は休みたい」という思いが強くあります。実際に今はそういう働き方を目指して、体系的に取り組んでいるところです。

とはいえ、ビジネスマンとしての基本姿勢としては「お客さんに合わせる」のが大事だと思います。でも、私たちのように自分で事業をやっていく立場にある人間は、「自分のタイミングで休む」ということもまた、重要なんですよね。

もちろん、ご家族がいる方は、家族との時間も大切にしなきゃいけない。ですから、各々の状況に合わせて、柔軟にバランスを取っていければ良いなと思っています。

自由な働き方を目指すあなたへ

このライブ配信は、「これから副業を始めたい」「始めたけどうまくいかない」と感じている方に向けた内容となっています。

実際に副業からスタートして、事業として展開していき、会社を辞めて独立された方も多いと思います。僕自身もそうでしたが、やっぱり個人事業主、フリーランス、あるいは1人社長として生きていくというのは、本当に大変なことです。

僕ももう12年くらいやってますけれども、「よくここまで生き延びてきたな」と思います。会社に勤め続けることももちろん大変ですが、自分の事業を何年も継続させるって、これはもう本当にすごいことですし、誇るべきことなんじゃないかと思うんですよね。

副業を始めるとなると、多くの方は0からのスタートです。会社員としての働き方しか知らない状態で、自分で仕事を作り、稼いでいくというのは、なかなかハードルが高く感じるかもしれません。

だからこそ、いきなりフリーランスになるのではなく、まずは副業として徐々にスライドしていくのが現実的です。最初は隙間時間を使って「稼ぐための時間」を確保することから始めましょう。

会社員と副業との大きな違いは、「結果が出ないとお金が入ってこない」ということです。会社で働いていれば、時給や月給、あるいは営業なら成果報酬などで安定的に収入があります。

一方、副業や個人でのビジネスでは、バックヤードのない状態、つまりサポートのない中で自分の力で稼いでいかなければなりません。

この「まず5万円を稼ぐ」というのが、実はけっこう高いハードルなんですよね。でも、最初の目標としてはとてもいい基準だと思っています。

僕が実際にやってきて、いちばん手っ取り早くてわかりやすかったのは「物を売る」ということ、つまり物販です。

たとえば、メルカリなどで使わなくなったスマートフォンを売るだけでも1~2万円になることもあります。iPhoneなどは、型落ちでも意外と高値で取引されることもありますよね。

中には、iPhoneの転売をされている方もいて、高額で仕入れて、海外の業者に卸すことで利益を得ている方もいます。

ただ、20万円の仕入れをするのはハードルが高いですよね。在庫を抱えるとなると資金も必要ですし、リスクもあります。

そこで、最初は「無在庫販売」がおすすめです。在庫を持たずに販売し、売れてから仕入れる方法です。そしてさらにリスクを減らしたいなら、アフィリエイトもあります。

アフィリエイトは、商品を紹介して売れたら報酬が入る仕組みなので、在庫も仕入れも不要。まさに最初に取り組むにはぴったりのビジネスモデルですね。

こうして少しずつ「自分の力でお金を稼ぐ」という感覚を身につけていくことが大切です。誰かに雇われるのではなく、自分の意思で、自分の行動によって収入を得る。この感覚を得ると、少しずつ自由な働き方に近づいていきます。

もちろん、月5万円で暮らせるかというと、それは人それぞれです。田舎で暮らしていて、家もあるという方なら可能かもしれませんが、都会で家賃を払いながら生活するとなると、やはりそれなりの収入が必要です。

だからこそ、徐々に収入源を増やしていき、最終的には「独立」を目指していくことが重要だと僕は思います。

そして、このライブ配信は、そうした最初の一歩を踏み出す場としても活用してもらえたら嬉しいです。僕らの配信じゃなくても構いません。とにかく、学んで、実践して、情報交換をしていくことが大切です。

今はYouTubeなどもありますが、やはり「人からの情報」って一番有益なんですよね。同じ目的を持って動いている仲間と情報をシェアすることで、自分一人では気づけなかったことにも出会えます。

最後に、なぜ僕がこうした配信をしているのかという話ですが、僕自身が「10段階のスモール成功ステップ」という考え方を持っていて、それを皆さんに伝えたいと思っているからです。

僕も12年前までは普通に雇われて働いていました。でも、ある決断をきっかけに「自分で人生を変えていく」と決めました。特別な才能があったわけじゃない。ただ「雇われたくない」という気持ちが強かっただけです。

そんな僕でも、今ではある程度自由な生活を送れています。その経験を体系化して、これからの人に伝えていきたいと思っています。

最終的には「セミリタイア」や「経済的自由」を目指していく。そのための第一歩として、このライブ配信を活用してもらえたら嬉しいです。

売上って、実は分解できる

さて、今日は僕も好きな話のひとつ、「ECビジネスの売上分解と改善戦略」についてお話していきたいと思います。一見、講義っぽく聞こえるかもしれませんが、これは本当に、どのステージにいる人が聞いても、実践に役立つヒントが引き出せる内容です。

なので、意外と面白い話になるんじゃないかなと思っています。

たとえば、ある人が「月商1400万円を達成しました!」と聞いたら、どう感じますか?

「すごい!でも自分には無理かも……」

「特別な才能や仕組みがあるんでしょう?」

そんなふうに思う人も多いかもしれません。僕自身も、正直思います。「え、すげぇな……」って(笑)

でも冷静に考えてみると、1400万円って、1万円札が1400枚分です。そして、1万円って100円玉が100枚。さらに100円って、頑張れば物販をやってる人なら誰でも売れるレベルの金額じゃないですか?

つまり、それを細かく細かく分解して考えると、「自分にもできるかも?」って気がしてくるわけです。

売上というのは、いろんな要素の掛け算でできています。

たとえば、

  • どれだけの人があなたのショップに来たのか(流入数

  • 来た人のうち、どれくらいの人が買ったのか(CVR/購入率

  • そして、一人あたりどれくらい買ってくれたのか(単価

こういった要素が合わさって、はじめて「売上」という数字になります。

お客様があなたのお店にたどり着くまでの道のり(=流入経路)は、大きくわけて次の4つです。

  1. オーガニック流入
     自然検索や口コミ。「あそこにいいラーメン屋ができたらしいよ」と、口コミやSEOで知るケース。

  2. 広告流入
     SNS広告や検索広告。たとえばX(旧Twitter)やInstagramで「スマホ片手に稼げる!」なんて広告、見たことある人も多いはず。

  3. プラットフォーム内検索
     Amazonや楽天、メルカリなどのモール内で検索されて見つけてもらうパターン。いわば「イオンの中にあるマクドナルド」的な存在。

  4. リピート顧客
     過去に買ってくれたお客様に向けたメールやLINEなどのマーケティング。たとえば「前回ビッグマックを買ってくれたなら、今度はポテトどうですか?」というような展開。

特に、まだ実績がない・これから始めるという方ほど、いきなり「月商1000万!」とか「年商1億!」とか考えると、距離感がありすぎて行動が止まってしまいます。

でも、まずは「100円の売上を10回作る」ことから。
そこから「1000円を10回」→「1万円を10回」→「10万円を10回」…と、スケールさせていく考え方がすごく大切なんです。

「オーガニック流入」
「広告流入」
「プラットフォーム内検索」
「リピート施策」…

言葉が難しいと感じる方は、すべてリアルなお店に置き換えて考えるのがオススメです。
たとえばラーメン屋さんで例えると、どれもすっと腑に落ちるようになるはずです。

このように、売上は魔法でも偶然でもなくて、要素の掛け算なんです。

だからこそ、1つ1つ分解して、「どこを改善すればいいか?」を見ていけば、着実に前進していけます。

コンバージョン率とは?

まず、「コンバージョンネイト」という言葉が出てきましたが、これは要するに「成約率」、つまり「訪問者がどのくらい購入につながったか」を表す数値です。

実は、日本企業におけるコンバージョンの見落としやミスも多いということがあります。たとえば、先日あったあるケースでは、100人のお客さんのうち、98人がリピーターさんでしたが、1つの商品も売れませんでした。これはつまり、**コンバージョン率1.7%**くらいかな?と思ったら、**実際は0%**だったという話です。

このような場合、「1.3%くらいはあるんじゃないの?」という甘い見込みでは通用しません。むしろ、感覚的には「マイナス100%くらいなんじゃないか」と思ってしまうような状況もあるわけです。

改めて、コンバージョン率とは、「どういうお客さんが来て、その人たちがどれくらいの確率で商品を購入したか」という指標になります。

インターネットの世界は不思議なもので、特に私たちのように在庫を持たずに販売している場合、「なぜこの商品が売れたのか」「なぜこの商品がコンバージョンしたのか」が明確に分からないことがあります。

しかし、少し調べてみると、たとえば「この検索キーワードで、この時間帯に、こういうお客さんが来ていて、この商品を見た。その商品を見たのは2人だけだったけど、2人のうち1人が買ってくれた」──そうすると、**CVRは50%**になるんですね。

でも、この50%という数字が本当に正しいのか。ほかのお客さんが100人来たら、その商品はまた売れるのか? それは分かりません。だからこそ、コンバージョン率というのは、非常に難しいし、奥深い指標だなと感じます。

ただ、たとえば「同じ条件・同じ商品」で100人のうち10人に売れたという実績があれば、1000人来たら100個売れるかもしれない──そんなふうに掛け算的に予測しやすくはなります。

「100人の流入があって、1個商品が売れた」とすれば、CVRは1%。この場合、200人集めれば2つ、300人集めれば3つ売れるだろう──という予測が立ちます。

そうすると、売上の見通しが立てやすくなるんですね。

ただ、売上を上げるには「どうやってお客さんを集めて」「どうやってCVRを高めるか」という視点も必要になります。

売る商品について、たとえ素晴らしいコピーを書いても、お客さんが読めなければ意味がないという話があります。たとえば、僕たちがイタリアに行って、イタリア語で書かれている商品説明を見ても、読めないわけです。Google翻訳などを使って読むことはあるかもしれませんが、やっぱり「読めること」が大事。

そのために、「多言語対応」が必要です。商品名やUIの説明文などを現地の言語で提供すること。最近ではプラットフォーム側がその辺りを自動でやってくれることも多いので、それを活用すれば問題ありません。自社サイトの場合も、多言語対応のアプリなどがあるので、そういったツールを使えば大丈夫です。

EC販売においては、「関税」や「送料」「配送日数」などもコンバージョン率に影響します。

たとえば、「商品は届いたのに、後から関税がかかって返品された」といったケース。これは本当に大変です。購入者側からすると、「この価格に関税は含まれているの?」「別で払わないといけないの?」というのが明確でないと、「じゃあ買うのやめよう」となってしまう可能性も。

逆に言えば、関税がかからない・送料が無料ということであれば、コンバージョン率は高くなる傾向があります。

また、配送日数についても重要です。すぐ届くなら欲しい、逆に「日付指定ができるならこの店から買いたい」という人もいます。そういった配慮がCVRに大きく影響するんですね。

結局のところ、コンバージョン率は人間の感情によって決まる部分が大きいです。

関税がかかっても、高くても「欲しい!」と思ったら買ってしまう。それがコンバージョンという行動を生むわけです。

さらに、決済方法もCVRに関わってきます。たとえば、東南アジアなどではまだクレジットカードの普及率が低く、キャッシュで払いたいというニーズが強い地域もあります。

日本でも少なくなったとはいえ、「代引き(代金引換)」のようなニーズが残っていたりします。

支払い方法によって「買うか買わないか」が決まるケースもあるので、複数の決済方法を用意するのが望ましいです。

ただし、自社ECでクレジットカード決済を導入すると、手数料がかかるため、その分を商品の価格に上乗せしなければいけない場合もあります。

逆に、銀行振込などは手数料がかからず、事業者側としては早く現金化できるというメリットもあります。こういった点も踏まえて、決済手段を検討することが大切ですね。

オンラインショップを運営していると、商品をカートに入れたものの「やっぱりやめた」と購入されないケースって、結構あるんですよね。

例えば、スマホで商品を見て「通勤の電車でちょっと買っておこうかな」と思っていたけれど、満員電車でうまく操作できずに買えなかった…というケース。そうなると、いわゆる「カート放棄」が発生するわけです。

こうしたときにAmazonなんかだと、「まだカートに商品が残っています」と通知してくれたりしますよね。それで、「あ、そうだそうだ。これ買おうとしてたんだ」と思い出して、ポチっと購入に至るケースもあります。

このように、「カート放棄対策」をしていくことも、コンバージョン改善には非常に大事なポイントになってくるんです。

また、カートに入れたのに決済に至らない理由の中には、決済方法の問題もあります。「クレジットカードが使えない」「PayPayが使えない」「自分はPayPayにお金入れてるんだよな…」といった理由で、せっかく買おうと思った気持ちが冷めてしまう、ということもあるんですね。

なので、コンバージョン率を上げるためには、送料や配送方法、決済手段などの「小さなハードル」を1つ1つ取り除いていくことが重要なんです。

売上を構成する基本要素として、「市場」「顧客」「単価」の3つがあります。中でも、「AOV(Average Order Value/平均注文単価)」という指標が重要です。

すみません、僕も正直、AOVって初めて聞いたんですけど(笑)。

AOVというのは、「売上 ÷ 注文数」で求められる指標で、お客様が一度の注文で平均いくら使ってくれているのかを示すものです。

ただ、これも一筋縄ではいかなくて。例えば、100円の商品を中心に扱っている店舗でも、中には1万円や2万円の商品も置いてある、ということはよくありますよね。そうすると、平均値というのがなかなか参考にならない場合もあります。

とはいえ、価格設定は非常に重要です。適正な価格をつけることで、商品が高すぎる・安すぎるという印象を与えないようにしなければなりません。

ここで重要なのが「見た目の価格印象」です。

日本だと「1980円」など、キリのいい価格に少しだけ数字を足す表現がありますし、海外では「19.99ドル」といった表記がよく見られます。200ドルより199ドルの方が「なんとなく安く見える」という心理を活用した手法ですね。

たった1円違うだけでも売上が変わることもあるので、これは侮れません。

ただ、価格を上げれば当然、コンバージョンレートは下がる傾向にあります。だからこそ、価格設定は「全体最適」を見ながらバランスを取ることが大事です。

価格設定の方法もいろいろあります。

・原価ベース:仕入れ値が1000円なら、2000円で売る、といった設定

・市場価格を参考にする:他店が1200円で売っているなら、自分はどうするか?

特に「せどり」や「転売」をやっている人にとっては、相場感を見ながら動くのは必須。1000円で仕入れて2000円で売りたいけど、ライバルが1200円で売っていたらどうするか、という判断も必要になります。

ライバルが安く出している場合、その理由は様々です。利益を犠牲にしてでも数を売りたい、在庫処分したい、仕入れ値がそもそも安い、など。

だから、自分だけの都合で価格を決めるのではなく、競合と比較して「どう見えるか?」も考慮する必要があります。

「値決めは経営だ」という言葉がありますが、本当にその通りだと思います。

たとえば、安売りをして集客を増やしても、利益が残らなければ意味がない。安いお店にはお客さんが集まるし、コンバージョンも上がるかもしれないけど、粗利が薄くて利益にならなければ続けられません。

売上は「アクセス数 × コンバージョン率 × 客単価」で決まります。

この3つの要素のバランスがとても重要で、それぞれを調整しながら、最大化を狙っていく必要があるんです。

1円価格を変えるだけでどう変わるか、1個バナーを変えるだけでどう変わるか、そういうのを細かく分析するのが得意な人は、EC向いてると思いますね。僕は感覚人間なので苦手ですけど(笑)。

1つ1つを丁寧に積み上げる

本当に、LTV(顧客生涯価値)の計算って難しいですよね。だからこそ、広告を使わずにリピーター施策をうまく運用できれば、それだけで利益が面白くなってくる。そう感じています。

たとえば、新規のお客様が初回購入してくださった後に、2回目、3回目、4回目と購入を続けていただいたり、もしくは複数の商品をまとめて買っていただいたり。こういった流れをつくるためには、フォローメールなどの施策が必要不可欠です。

皆さんもECサイトやオンラインショップで買い物をする際、「あ、あの店でこれを買おうと思ってたんだけど、忘れちゃった…」という経験はありませんか?そのまま忘れてしまって、他のお店で買ってしまうこと、ありますよね。

そんなときに思い出させてくれるようなメールやリマインドがあれば、再度そのお店に戻ってきてもらえる可能性が高まります。これはすごく大事です。

ただ、こうしたフォローメールを送るには、当然ですが顧客情報が必要です。イベントやキャンペーンを通じて情報を収集したり、購入時に登録してもらったメールアドレスを活用したり。そうやって直接アプローチできる手段を持つことは、ECにおいて非常に大きな武器になります。

皆さんのところにも、いろんな企業からメールが届いていると思います。もちろん、その中で実際に購入まで至る人は多くないかもしれません。でも、もしメール一通でコンバージョンレートが1%上がるなら?やらない理由はありませんよね。

加えて、特典の提供やロイヤルティプログラム、クーポン配布なども非常に有効です。「1個買ったらもう1個つきますよ」とか、「お誕生日にプレゼントを差し上げます」といった施策も喜ばれます。

こうした工夫を積み重ねることで、購買頻度が高まり、お客様との接触頻度も増えていきます。よく会う人に親近感を持つのと同じように、頻繁に接点のあるお店は自然と「またここで買おう」と思われるようになります。

とはいえ、メルマガやLINEでの配信など、正直めんどくさいと思う方も多いかもしれません。でも、新規顧客の獲得や流入施策と同じくらい、こういったリピーター施策は重要です。

来てくれたお客様に何を買ってもらうのか?どうすれば繰り返し購入してもらえるのか?そのために何をやるべきか?をしっかり考える必要があります。

次に、EC売上を構成する基本要素についてお話ししました。

これはECに限らず、どんなビジネスにも通用する考え方だと思います。売上を構成するのは、大きく分けて以下の4つです:

  1. 流入数(UU:ユニークユーザー)

  2. CVR(コンバージョン率)

  3. 客単価(平均購入金額)

  4. 購入頻度

この4つの数値を把握し、それぞれに対して施策を行っていくことが基本です。たとえば流入数を増やすには広告やSNSが、CVRを上げるには商品ページの最適化やレビューの充実が有効です。

特に重要なのが「購入頻度」。1人のお客様が1回だけ買って終わりでは、ビジネスとして成長しません。どうやって繰り返し買ってもらえるようにするかを常に意識する必要があります。

越境ECやグローバル展開をしている場合は、以下のような特有要素も考慮が必要です:

  • 送料

  • 関税対応

  • 現地語対応(英語表記など)

たとえば、日本製品を販売する際には、商品ページに英語表記を入れるなど、現地のユーザーが分かりやすい配慮が必要です。

最近では、Shopifyなどのプラットフォームや転送業者も充実しており、こういった障壁がだいぶ下がってきています。とはいえ、対応しなければならない項目はまだまだ多いのが現実です。

売上を改善するには、まず現状の数値を把握することが第一歩です。

  • どこがボトルネックになっているのか?

  • 何がうまくいっているのか?

  • どこを改善すればいいのか?

これを見える化するためにも、日々数字をチェックして、タスクを細かく分解し、優先順位をつけて取り組むことが重要です。

10個の課題があれば、全部を一気にやるのは大変ですが、1つ1つ着実にやっていけば、いつの間にか成果に繋がっています。

冒頭でもお伝えした通り、月に1,400万円を売り上げた方もいらっしゃいました。でも、これはいきなり達成できたわけではなく、数字を細かく分解し、1つ1つを丁寧に積み上げた結果なんです。

そして何より大切なのは「継続できるビジネスモデルを構築すること」。

今日の話を聞いて、「数字を見て改善する」ことの大切さを改めて感じていただけたなら嬉しいです。ゴールデンウィーク中の時間を使って、ぜひ一度、ご自身のビジネスの見直しをしてみてくださいね。

それでは、本日はここまでとさせていただきます。
ご覧いただきありがとうございました!また来週よろしくお願いします!

本日は5月3日に配信いたしました

雇われない生き方LIVEの内容をお送りいたしました。

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