【Day152】ネットビジネスの組織論を考える

雇われない生き方の大越です。

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ネットビジネスにおける組織のあり方

おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。

今日は2025年2月15日、バレンタインデー翌日ですね。皆さん、どのように過ごされましたか?さて、今回はネットビジネスの組織論についてお話ししていきます。

これまで「ゼロからの取り組み」について話してきましたが、今後も引き続き解説していく予定です。ただ、今回は少し視点を変えて、ネットビジネスにおける組織のあり方について考えてみたいと思います。

最近、AIの発展により、組織の必要性について議論されることが増えています。しかし、どれだけ技術が進化しても、事業の成長や自由なライフスタイルの実現のためには、やはり組織づくりが重要なのではないかと思います。

特に、個人で事業をしている場合、どの規模の組織を目指すべきか悩むこともあるでしょう。私自身は、大規模な企業を作るよりも、ライフスタイルを重視しながら、楽しみながら事業を運営できる形を目指すのが理想だと考えています。

そこで、組織の規模について少し調べてみました。例えば、従業員500〜1000人規模の企業についてのデータを確認したところ、金融機関や大学、信用保証協会などが該当することが分かりました。たとえば、

  • 国際協力銀行(千代田区)
  • 中小企業基盤整備機構
  • 東京信用保証協会
  • 創価大学、帝京平成大学 など

これらの企業は、多くの従業員を抱えて組織として運営されています。一方で、個人でビジネスを展開する場合、こうした大規模な組織を持つことは現実的ではありません。

私たちが目指すべきなのは、必要最小限の組織を作りながら、効率よく事業を運営すること。例えば、オンラインビジネスを展開する中で、1000人規模のコミュニティを作りたいと思うこともありますが、実際にそこまで成長させるのは容易ではありません。

こうした点を踏まえながら、適切な組織の規模や運営方法について考えていくことが大切ですね。

漫画『キングダム』では、戦国時代の軍隊組織が詳しく描かれています。物語の主人公は最初、5人の小隊からスタートし、戦功を積み重ねることで組織の規模を拡大していきます。これはビジネスにおいても同じで、最初は個人でスタートし、小規模なチームを形成しながら拡大していくプロセスが求められます。

具体的には、

  • まず個人で活動を始める
  • 小規模なチーム(5人程度)を組織する
  • 徐々にリーダーシップを発揮し、さらに大きなチームを構築する

というステップを踏むことで、効率的に成長していくことが可能です。

私自身、かつて組織の中で働いていましたが、最終的には独立を選びました。そして、自由な時間を確保しつつ、安定した収入を得ることを目指してきました。

重要なのは、

  1. 時間の有効活用
  2. 安定した収入の確保
  3. 自由な働き方の実現
  4. 自分のチームを作る

という順番で取り組むことです。結果的に、組織に所属して働くか、自分で組織を作るかの違いであり、役割が変わるだけとも言えます。

今後も、どのように組織を作り、運営していくべきかを考えながら、皆さんと一緒に成長していきたいと思います。

これはいつもお話ししていることですが、「環境を変えれば人生が変わる」という考え方があります。自由を手に入れるための第一歩として、環境を変えることが重要です。私自身もその経験を活かし、転職を通じて新しいステージへと進んできました。

今日は特に「組織論」についてお話ししているので、組織の成長フェーズに触れていきたいと思います。私自身も現在、フェーズ6〜8に取り組んでおり、組織の外注化に関してはフェーズ3あたりの話になってきます。

最終的には、ビジネスを運営しながら投資に取り組むことが理想です。いわゆる「セミリタイア」を目指す場合、組織を持ちながらそれを実現するのは容易ではありません。ですので、今日はその手前の段階について詳しく掘り下げていきたいと思います。

これまでの話では、事業をスタートアップさせるフェーズ、つまりフェーズ1や2に重点を置いてきました。しかし、今回のテーマは、事業を次のステージへと拡大していくための考え方です。組織を成長させるためのステップや、どのように外部リソースを活用していくのかといった具体的な戦略について、お話ししていきます。

理想的な組織作り

組織作りにおいて重要なのは、適材適所の考え方です。

例えば、リサーチ、商品登録、発注、カスタマーサポートなど、さまざまな業務がある中で、梱包が苦手な人を梱包担当にするのは非効率です。適性を考慮せずに配置すると、組織全体のパフォーマンスが低下してしまいます。

この考え方は、スポーツチームの編成にも似ています。サッカーチームでゴールキーパーが必要なのと同じように、組織にも各ポジションに適した人材が必要です。野球でも、ピッチャーばかり集めても試合は成立しません。キャッチャーがいないと機能しないように、組織もバランスが重要です。

また、採用時には、「今必要な役割」に合う人材を見極めることが大切です。例えば、クラウドワークスやランサーズなどで「経験豊富な人材」を採用することは魅力的ですが、現在必要なのが単純な出品作業をこなす人ならば、そのポジションに適した人を選ぶべきです。その上で、後に適性を見極め、別のポジションへ配置転換するのも有効です。

組織構築のステップは以下の通りです。

  1. 目標設定
    • 例えば、個人で2,100万円の売上が限界だとして、組織化すれば3,000万円以上の売上が可能になる。次に目標を200万、300万円の利益に設定し、組織の方向性を決める。
  2. 役割分担
    • 役割を明確にし、適材適所の配置を行う。
    • 既存メンバーの中からリーダーを引き上げるか、新たに採用するかを判断する。
  3. コミュニケーション
    • 役割に対する評価や報酬体系を明確にし、継続的なフィードバックを行う。
    • 例えば、「1つの作業につき100円」のように報酬を設定し、その価値や理由を説明することで納得感を得られる。
    • 「この仕事は広告戦略上、この価格で提供している」と説明できると、適切な報酬と納得感のバランスが取れる。

このように、組織作りにおいては「適材適所」と「明確な役割・報酬の設定」が鍵となります。適切な人材配置を意識し、組織全体の成長を促進することが大切です。

お金の話が中心になりがちですが、それだけではないのも事実です。

たとえば、100円で仕事をお願いしている理由をしっかり説明できれば、コミュニケーションが崩れにくくなります。しかし、現実にはブレが生じることもあります。たとえば、「この人はすごく親切だな」「一生懸命やってくれるな」と思うと、経営者の判断で100円ではなく200円にしよう、となることがあります。

すると、「なぜあの人だけ200円もらえるのか?」という疑問が生じ、組織内で不満が生まれます。実際、私もこうした状況を経験し、結果として組織が崩壊してしまいました。だからこそ、目標を設定し、役割を明確にし、それを徹底することが重要です。そのうえで、適切なコミュニケーションをとる必要があります。

組織を作ると、人間関係が関わってくるため、コミュニケーションスキルが不可欠になります。私のようにコミュニケーションが得意ではない人間でも、戦略を立てる参謀や補佐役がいれば、組織を運営できます。

個人で完結する仕事なら、売上が月100万円程度までなら一人で回せるかもしれません。しかし、それ以上を目指すなら、人を増やすか、仕組みを横展開していく必要があります。その際には、組織化し、コミュニケーションを強化することが避けられません。

苦手な場合は、人を採用するのではなく、DXツールやAIを活用する選択肢もあります。たとえば、AIを導入することで、単純作業を自動化し、人員配置の効率を上げることができます。すると、今までその仕事を担当していた人の役割をどうするかが課題になります。

AI化によって業務が変わると、「自分の仕事がなくなるのでは?」と不安になる人もいます。しかし、そうした人にはより高度な業務を担当してもらうことが解決策の一つです。ただし、全員が対応できるわけではなく、「新しい業務に挑戦する人」と「変化に抵抗する人」に分かれることが多いです。

そのため、組織を作る際には「同じ方向を向いて進んでいける人」と一緒に仕事をしていくのが大切だと考えます。決して「切り捨てる」という考え方ではなく、「共に成長できる人と進む」ことが重要です。

また、組織を運営するうえで、評価制度や研修制度の整備も必要になってきます。しかし、評価や研修が得意でない場合は、人事や教育の専門家と連携するのも一つの手です。

組織作りにおいては、「自分でやる」「人に任せる」「DX化する」の3つの選択肢があります。どの方法を選ぶにせよ、組織に必要な役割を明確にし、それに適した人材やツールを導入することがポイントになります。

特に、オンライン環境が整っている今は、ネットを活用することで、より柔軟な組織運営が可能です。これが、私が考える理想的な組織作りの形です。

ゴール設定を考える

会社経営やマネジメントに関する書籍の中から、特におすすめしたい本をご紹介したいと思います。

まず1冊目は、マイケル・E. ガーバーさんの『初めの一歩を踏み出そう 』です。この本は、起業を考えている方や、副業を始めたい方にとって、非常に参考になる内容となっています。組織を作ること、新しいビジネスモデルを考えること、役割分担の重要性などがしっかりと書かれており、特に経営に関心のある方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。

2003年に出版され、私はまだ読んで3年ほどしか経っていませんが、組織を作ろうと考えている方や新しいビジネスモデルを構築したい方にとって、とても参考になる内容だと思います。

この本では、組織を作る際の役割分担について詳しく述べられています。また、目標設定や目標達成の重要性についても触れられており、組織を運営するうえで不可欠な考え方が学べます。組織を作る際には、各メンバーに役割を与え、その役割に対する評価や教育を適切に行うことが大切です。

そして、冨田和成さんの『鬼速PDCA 』この書籍は計画を立て、それがうまく機能しているかを確認し、必要に応じて軌道修正していくというサイクルを高速で回していくことが求められます。

本書では、このサイクルを「不足」という言葉で表現しています。例えば、週次ミーティングではなく、週に2回ミーティングを行うことで、よりスピーディーな意思決定が可能になります。個人で事業をしていると、すべて自分のペースで進められるため、スピード感を持って動けます。しかし、組織として動く場合、同じスピードで進めることは難しくなります。そこで、役割分担を明確にし、それぞれが適切に動けるようにすることが重要です。

「一人で速く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」という言葉がありますが、これはまさに組織運営の本質を表していると思います。個人で動くほうが向いている人もいれば、組織で動いたほうが成果を出しやすい人もいます。どちらの働き方が自分に合っているのかを見極めることも重要です。

組織を成長させるためには、ある程度の売上規模になった際に、役職やリーダーを設けることが必要になります。しかし、組織が大きくなると、自分の目が届かない部分が増えてきます。そのため、PDCAサイクルをしっかり回し、組織全体が適切に機能しているかを確認し続けることが求められます。

経営者や事業主の方にとって、自分一人でPDCAを回すことは難しくありません。しかし、これを組織全体に浸透させることは容易ではありません。最近、私自身も改めてこの難しさを感じています。

今回ご紹介した2冊の本は、組織運営やチームマネジメントに課題を感じている方にとって、非常に有益な内容となっています。「組織運営がうまくいっていない」「チームメンバーが思うように動いてくれない」と感じている方は、ぜひ読んでみてください。

また、すべての人が起業することが幸福につながるとは限りません。組織で働くほうが向いている人もいますし、適材適所という考え方も重要です。組織の中でどのように貢献できるかを考えることも、働き方の選択肢の一つです。

組織化や外注化、さらにはAIの活用など、現代のビジネス環境ではさまざまなスキルが求められます。自分の限界にぶつかったときこそ、新しい学びを取り入れ、次のステップへ進むきっかけにしていただければと思います。

オンラインとリアルの組織の違いも考慮しながら、自分に合った働き方を見つけてください。

僕は両方の経験をしてよかったと感じることがあります。

もしリアルな仕事を作ることをしていなかったら、おそらく今もオンラインで一人で活動していたかもしれません。リアルな仕事を持たず、ずっと物販の比較や出品をしていた可能性もあります。そのため、すでに副業をしている方や、企業で部署のリーダーやプロジェクトマネジメントをしている方は、ネット上での組織づくりも比較的スムーズに進められるのではないかと思います。

組織を作る際には、段階的な構築が重要です。まずは自分で実践し、それをマニュアル化し、作業の再現性を高めます。そして、次に人に任せる。その人が自分と同じように作業をこなせるように教育し、仕組みを整えていくことがポイントです。

しかし、プレイヤーとしての立場から抜け出せない人も多いです。自分ができていることを「他の人にはできない」と思い込んでしまうことがよくあります。特にネットビジネスでは、作業のほとんどがパソコン上で完結するため、「自分にしかできない」と感じやすいのかもしれません。しかし、パソコン上の作業は比較的再現性が高いため、マニュアルを作成し、効率化を図ることで、他の人でも十分に対応可能になります。

組織を作る前に、DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めたり、ツールを導入したりすることも重要です。そのうえで、自分でしかできないことに集中し、ルーチンワークやクリック作業は人に任せることで、より効率的な組織運営が可能になります。

ただし、組織を運営する中で完璧なシステムを作るのは難しいです。人の成長や評価制度の確立、マニュアルの整備、ツールやAIの導入など、さまざまな工夫が必要ですが、それでも常に改善が求められます。そのため、決定と改善を繰り返しながら進めていくのが理想的な形です。

最も重要なのはゴール設定です。たとえば「セミリタイアしたい」という目標があれば、それに向けた選択をすることが大切です。日々の活動の中でその目標を忘れそうになることもありますが、定期的に振り返ることで、今何をすべきかを再確認できます。私自身、ライブ配信をすることで、自分の方向性を再認識し続けられています。

また、組織づくりでは「関わる人々に同じビジョンを持ってもらう」ことが重要です。ただ出勤するだけの人がいる組織ではなく、関わる人がそれぞれのキャリアステップを踏める環境を作ることが理想です。ただし、価値観の違いがあるため、それぞれのメリットやデメリットを考慮しながら、バランスよく役割を割り当てていく必要があります。

組織を作ることは理論的にはシンプルですが、実際には人間の感情や欲求が絡んでくるため難しさがあります。特にコミュニケーション能力が求められる部分が大きく、対人スキルが低い場合は、他の人と協力しながら進めることが大切です。

最終的に、自分がどのような組織を作りたいのか、その組織を通じて何を実現したいのかを明確にし、それに向けた戦略を練ることが重要です。組織化がすべてではなく、必要に応じて一人での活動に戻る選択肢もあります。自分の目標と状況に応じて、最適な方法を選択していきましょう。

本日は2月15日に配信いたしました

雇われない生き方LIVEの内容をお送りいたしました。

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★かんたんなプロフィール★
名前:大越雄介
性別:男
1979年8月18日生まれ
株式会社 雇われない生き方 代表取締役

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