こんにちは、
「雇われない生き方」をテーマに活動している
おおこしです(@YUSUKE_OKOSHI)。
「デジタルノマドの仕事術」
をいつもお読みいただき、ありがとうございます。
いきなりですが・・・
「100億円企業を目指してみようと思っていますw」
なぜ今、「年商100億円」を本気で目指すべきなのか?
「年商100億円」
この数字を聞いて、あなたはどんなイメージを持ちましたか?
- 「それって一握りの天才や大企業の話でしょ」
- 「自分とは無縁の世界だな…」
- 「夢は夢。現実はもっと地味だよ」
――もし、少しでもそう感じたなら、この記事はまさにあなたのために書いています。
100億円企業は、“選ばれし者”の特権ではない
今の時代、テクノロジー・資金・スキル・情報…
あらゆるリソースが民主化されています。
つまり、「ゼロから100億円」も、限られた人だけの夢ではなく、挑戦すべき“現実的なゲームプラン”になってきているということ。
もちろん簡単じゃない。
でも、正しい思考と、戦略と、愚直な実行力があれば――
あなたにも、100億円を目指す道は開けます。
💡ポイントは、「なぜ無理か」ではなく「どうすれば可能か?」に脳のスイッチを切り替えること。
本記事の目的と、あなたがここにいる理由
この記事では、ゼロから年商100億円を目指すための戦略ロードマップを、6つのフェーズに分けて具体的に解説します。
こんな人に読んでほしい:
- 今は個人事業主 or 中小企業経営者で、次の成長ステージを真剣に考えている人
- 起業を目指しているが、単なる“生計のため”ではなく大きなビジョンで動きたい人
- すでに数億〜数十億の売上があり、次のブレイクスルーを模索している経営者
- 「スモール経営」から「スケーラブル経営」へ、仕組みで回る会社を作りたい人
なぜ「100億円」なのか?
100億円は、ただの数字じゃありません。
この目標を掲げることで、次のような思考の質・行動の精度がガラッと変わります。
- 中長期での戦略設計ができる
- 組織と仕組み化に、本気で向き合うようになる
- 同じ志を持つ仲間・投資家・顧客が自然と集まりやすくなる
- 社会に与えるインパクトが桁違いに大きくなる
「妄想」と「現実」の境界線を、飛び越えよう
これからお届けするのは、単なる机上の空論ではありません。
実際にゼロからビジネスを立ち上げ、スケールさせてきた経営者たちの実践知と戦略をベースにした、リアルな道しるべです。
さあ、
あなた自身の「100億円ストーリー」を描く旅を、今ここから始めましょう。
それは、自分の可能性を“現実の経済圏”で証明する、最高にエキサイティングな挑戦です。
フェーズ1:「100億円宣言」から始まる思考の転換
「100億円、目指します」って、ちゃんと言えるか?
ビジネスを本気でスケールさせたいなら、最初に必要なのは
ノウハウでも、資金でも、人脈でもなく――「宣言」です。
「年商100億円企業を創ります」
まずは、自分の中でそう決める。
そして、言葉にする。SNSでも、仲間内でも、できれば公の場で。
💬「ちょっと笑われるかも…」くらいが、ちょうどいい。
なぜなら、その宣言があなたの脳を“挑戦モード”に切り替えるからです。
思考が変われば、行動が変わり、行動が変われば、結果が変わる。
「無理っしょ」って思ったあなたへ
正直、その感覚はごく自然。普通の思考ならそう思って当然です。
でも――
実際に100億円企業を創った起業家たちも、最初は“普通”の人たちでした。
唯一の違いはこれ:
❌「無理だ」と決めつけるか
✅「どうすれば可能か?」と問い直したか
🔁 脳のリフレーム(思考の書き換え)
Before(よくある思考) | After(スケール思考) |
---|---|
無理そう | 計算してみよう |
現実味がない | どんな仕組みなら可能か? |
スキルが足りない | スキルを持つ人と組めばいい |
目標を小さくすれば、たしかに「達成しやすく」はなります。
でも、小さい目標には、小さい結果しかついてきません。
小さく始めて、大きく設計する
ここで勘違いしないでほしいのは、
「いきなり100億のビジネスを作れ」と言ってるわけじゃないということ。
むしろ、スタートは小さくてOK。
ただし、スモール思考のまま留まらないことが大切です。
よくある“手堅いけどスケールしないパターン”:
- 無借金で細く長く…
- リスクを避けて安定志向…
- 自分一人で回せる範囲で…
これらはどれも「悪くない」。でも――
100億円を目指すなら、限界があります。
スケール思考とは、「仕組みで回る会社をつくる」こと
では、どんな思考が必要か?
早い段階から「自分の手を離れても回るビジネスモデル」を意識して動くことです。
具体的には:
- 補助金や融資を“攻めの資金”として活用する
- 出資を受けて、グロースにコミットする
- 自分が動かなくても成果が出る、再現性ある仕組みを設計する
これらを前提にして動くと、
チームの組み方・資金の使い方・商品設計の視点まで、すべてが変わってきます。
100億円企業のスタート地点は「思考の転換」から
最後に、このフェーズ1のまとめです。
✅ 行動ステップ
- 「100億円を目指す」と、まず自分に宣言する
- 「無理」ではなく「どうすれば?」と問い直す
- スモール思考を抜け出し、仕組みで回す視点を持つ
- 人・お金・テクノロジーをレバレッジ(てこの原理)する前提で設計する
言葉が、未来を変える
本気で100億円を目指す旅は、“言葉”から始まります。
だからこそ、最初の一歩はこうです。
✨「100億円、目指しますw」って言ってみよう。
たったそれだけで、あなたの見る景色が変わり始めます。
フェーズ2:「ビジョンの言語化」で構想が現実になる
ただ“目指す”だけでは、動けない
「100億円を目指します!」
この宣言、すごく大事。でも、それだけじゃ足りません。
なぜなら――
人は“あいまいなゴール”には動けないから。
目指すだけでは、行動が止まる。
だからこそ今、必要なのは言語化=ビジョンを具体的に言葉にすることなんです。
「100億円宣言書」を作ろう
ここでおすすめしたいのが、おおこし式「100億円宣言書」。
これは、あなたの頭の中にある“妄想”を言葉と図にして外に出すツールです。
完璧じゃなくていい。まずは「書く」「出す」「可視化する」ことから始めよう。
✍️ 書くべき5つの要素(テンプレ)
要素 | 質問例 |
---|---|
🎯 動機 | なぜ自分は100億円を目指すのか? |
🌍 領域 | どんな業界・テーマ・ジャンルで? |
💰 仕組み | どうやってマネタイズする?収益構造は? |
🕒 年数 | 何年で達成する?マイルストーンは? |
🗺️ 形式 | 文章でも図解でもOK。マインドマップやスライド形式も◎ |
💡ワーク:未来のブログ記事を書いてみよう
「未来に達成したこと」としてストーリーを語るワークです。
例:「2029年、僕たちは教育業界で年商100億円を突破した――その道のりと戦略とは?」
このように物語形式で書くことで、自分でも気づいてなかった価値観や戦略のヒントが浮かび上がってきます。
100億円を“計算”してみると、リアリティが生まれる
100億円って、なんとなく「でっかい夢」に聞こえますよね。
でも、数字に分解すると驚くほど“見えてくる”んです。
たとえば:
- 単価1万円の商品を100万個売る
- 月商8.4億円 × 12ヶ月
- 年商10億円事業を10個つくる
→ つまり、「100億円」とは1つの巨大なバケモノではなく、分解可能な集合体だということ。
この視点を持つだけで、戦略がガラッと変わります。
一度、妄想に全振りしてみる
この段階では、「現実的かどうか」はいったん脇に置きましょう。
大事なのは、「こうなったら最高!」というビジョンを遠慮なく描くこと。
たとえば:
- 🌏「旅館と越境ECを組み合わせて、インバウンド特化の観光DX事業を展開」
- 🤖「AI教育で月額制プラットフォームを作り、LTVを最大化」
- 🏢「地方の老舗企業をM&Aして、共通のマーケティング基盤でスケール」
こうした妄想は、やがて戦略の核になります。
市場リサーチで“現実とのすり合わせ”
構想が見えたら、次は軽くリサーチ。
- 市場規模は?
- 成長ジャンル?それとも飽和状態?
- 競合は誰?何をやっている?
ここで重要なのは、ざっくり感覚をつかむこと。
完璧にやる必要はない。AIツールやChatGPTでサクッと調べて、「これはいけそう!」と思える感触が持てればOK。
✅ まとめ:ビジョンは言葉と数字で“動き出す”
このフェーズのゴールは、妄想にリアリティを与えること。
実践ステップ:
- 「100億円宣言書」を作成する
- 100億円を数字で分解して、構造を見える化
- 妄想 → 仮説 → リサーチという戦略の土台づくりへ
言語化されたビジョンは、仲間・チーム・投資家との共通言語にもなる。
だからこそ、これは単なる“夢語り”ではなく、スケーラブル経営のスタートラインなんです。
フェーズ3:売上を“仕組みで積み上げる”ビジネスモデル構築術
「売上の方程式」を使いこなせば、ビジネスは設計できる
年商100億円を目指す――それって突き詰めると、「売上をどう設計するか?」の話です。
そして、その最初の鍵がこちら。
💡 売上の方程式:
売上 = 集客 × 成約率 × 単価
たとえば:
- 毎日100人の見込み客を集めて
- 成約率10% → 10人が購入
- 単価が1万円なら…
👉 1日10万円 → 月商300万円 → 年商3,600万円
この式が腑に落ちると、売上は「つくるもの」だと分かります。
つまり、“どこを伸ばせばいいか”が見えてくる=戦略的に伸ばせる。
「売って終わり」じゃない。LTV(顧客生涯価値)を設計しよう
単発で売って終わるモデルは、広告コストや労力が比例して増えます。
でも、本当に強いビジネスは「1人の顧客と長く付き合える構造」になっている。
💡 LTV(Life Time Value)= 継続課金 + リピート + 紹介
具体例:
- 月額1万円 × 12ヶ月 → LTV = 12万円
- 初回3万円の商品 → その後、10万円の上位コースへ
- 満足した顧客が他人に紹介 → 無料で新規獲得
「1人のお客さんの“人生”にどれだけ価値を届けられるか」
これが、レバレッジの真髄。
「仕組み化」がスケールの生命線
100億円企業に共通するのは、「仕組みで回る」設計思想です。
属人性に依存している限り、スケールは頭打ちになります。
重要なのは、自分の力だけに頼らないこと。
🛠 仕組み化の例:
旧スタイル | 仕組み化アイデア |
---|---|
店長の接客が神対応 | 動画研修&マニュアル化(Notion) |
コンサル内容が属人的 | テンプレ化+AIで再現性アップ(ChatGPT活用) |
営業は勘と経験頼み | スクリプト+CRMで見える化(HubSpotなど) |
仕組み化とは、「誰でも同じ品質で再現できる状態」をつくること。
これがあるから、人を増やせて、拡大できるんです。
MVP思考で、“最速の仮説検証”を回す
ビジネスは、考え続けるより、出して検証する方が早い。
だから必要なのが、MVP(Minimum Viable Product)=最小構成の製品です。
MVPの例:
- ノーコードでサービスの仮版を作る(BubbleやGlideなど)
- ペライチでLPを作ってフォームだけ設置
- ChatGPTで提案文や自動返信をつくる
こうして、「最小限の形で市場に出す」→「反応を見る」というループを回すことで、
早く・安く・安全に失敗できる。
それが、成功へのショートカットになります。
✅ フェーズ3まとめ|100億円は「仕組み」と「検証」でつくる
このフェーズで大切なのは、感覚や根性に頼らない再現可能な“売上構造”の設計です。
📌 実践チェックリスト:
- 売上 = 集客 × 成約率 × 単価 を意識して設計する
- LTVを高めて“長く付き合えるビジネス”にする
- 属人性を排除し、「仕組みで回る」状態を目指す
- MVPで仮説検証を繰り返しながら改善サイクルを回す
売上は、積み上げられる。再現できる。だから、目指せる。
「1→10」「10→100」…その先に100億円がある。
この章でやるべきことは、“偶然のヒット”ではなく、“狙って積み上げる力”を身につけること。
さあ、次は――
スケールを前提とした「チームと資金の設計」に入っていきましょう。
フェーズ4:資金と仲間を集めて、ビジョンを“現実”に変える
壮大な構想も、「資金」と「人」がなければ動かない
どんなに情熱的に語れるビジョンがあっても。
どれだけ緻密で再現性の高いビジネスモデルがあっても。
それを前に進める“エンジン”になるのは、この2つ――
💰 資金
🤝 仲間
このフェーズは、ゼロから100億円を目指す挑戦において、
“現実との接続”が始まる重要なポイントです。
まずは「事業計画」を数字に落とし込む
情熱だけじゃ、資金提供者は動かない。
投資家も銀行もVCも、“数字で判断する世界”に生きています。
だから必要なのは、構想を数字と言葉で伝える「事業計画書」です。
✅ 事業計画に入れるべき基本項目:
- 解決する課題と市場の定義(誰に/何を/どんな価値を?)
- 商品・サービスの内容と収益モデル(どうやって稼ぐか)
- 売上・利益などの3年分の目標数値(ざっくりでもOK)
- 必要資金の額と使い道(開発、人件費、広告など)
📌 POINT:事業計画は「完成」じゃなく「進化する前提」で作る。
1回出して反応をもらって、どんどんブラッシュアップしていこう。
「資金」は、知らなければ見つからないだけ
よくある声がこれ:
「資金がないから、まだ動けなくて…」
でも、それは幻想です。
今の時代、使える資金源は思っているより豊富にあります。
💡 資金調達の主要手段:
手段 | 特徴 |
---|---|
✅ 自己資金 | 最も自由度が高いが、限界あり |
💸 補助金・助成金 | 返済不要。国や自治体の制度が豊富(最大数百万円も) |
🏦 融資 | 公庫や銀行。低金利で借りられる。計画があれば通る |
👼 エンジェル投資家 | 初期フェーズにぴったり。伴走型の支援者になることも |
🚀 VC(ベンチャーキャピタル) | 高成長前提。スケーラブル&EXITが求められる |
特に「補助金+公庫融資」は、知らないと損なレベルで使えます。
調べて、申請してみるだけで景色が変わるはず。
「仲間」は、スキルじゃなく“共鳴”で集める
資金と同じくらい重要なのが、“誰とやるか”。
ここで多くの人がつまずくのがこれ:
「スキルある人がなかなか見つからない…」
でも、実はそれよりも大事なのが、“ビジョンに共鳴してくれるかどうか”。
100億円企業は、スーパーマンの集団じゃありません。
「このビジョンにワクワクした」という共感から、強いチームが生まれます。
🎯 巻き込み型チームのつくり方:
- 自分の「Why(なぜやるのか)」を言語化して発信する
- SNS・note・イベント・YouTubeで本気の仲間募集を出す
- 副業や業務委託からスタートし、相性を見てチーム化
💬 共感で集まる人材は、初期は“お金じゃ動かない”けど、“熱量”で動いてくれます。
それが最強。
「自分がいなくても回る」組織に進化させる
チームができたら、次の一歩はここ。
「自分がいなくても事業が成長する仕組み」をつくること。
これができて初めて、ビジネスは“スケーラブル”になります。
🛠 スケーラブルな組織のポイント:
領域 | 仕組み化のヒント |
---|---|
経営判断 | ビジョン・価値観を明文化。Notionなどで共有化 |
営業 | 数字管理/トレーニングの標準化 |
開発・運用 | タスク分解/マニュアル/ドキュメント整備 |
あなたがいなくても、“分身チーム”が動き続ける仕組みを作れば、
ビジネスは一気にスケールフェーズに入っていきます。
✅ フェーズ4まとめ|資金と人材は、戦略と発信で集められる
このフェーズは、まさに「越えるべき壁」です。
でも、きちんと向き合えば、“仲間と資金に恵まれた事業”に進化します。
📌 実践チェックリスト:
- 数字と言語で伝わる「事業計画書」をつくる
- 補助金・融資・投資など複数の資金源を検討する
- ビジョンに共感する仲間を、本気の発信で集める
- 自分がいなくても回る組織設計を始める
ビジョンに“命”を吹き込むのは、資金と仲間の力だ
資金は、選択肢を知れば必ず見つかる。
仲間は、あなたの言葉に“本気”が宿れば、自然と集まり出す。
そしてその時――
ビジョンは、夢じゃなく「共に創るリアル」になります。
フェーズ5:事業を“型化”し、多角化で加速する成長戦略
MVPが回ったら、次は「スケール」のタイミング
小さく立ち上げたビジネスが、リピートされ始め、顧客の反応も良好――
ここから先はいよいよ、「売上を跳ね上げるスケールフェーズ」の突入です。
このフェーズのキーワードは、3つ。
📊 仕組み × 集中 × 多角化
この3つをどう使い分け、バランスさせていくか。
それが、100億円企業の構造をつくる勝負所になります。
まずは「コア事業」に全集中せよ
いきなり事業を広げるのは逆効果。
まずやるべきは、すでに成果が出始めている“コア事業”の拡大に全力を注ぐこと。
❌ あれこれ手を出す
✅ 一点突破で「勝てる型」を固める
やるべき3つのポイント:
- マーケティング強化 → 集客数を増やす
- 営業導線の最適化 → 成約率を高める
- 顧客体験の向上 → LTVを最大化する
💡 具体施策の一例:
領域 | 強化策 |
---|---|
集客 | YouTube広告/SNS運用/SEO記事の量産 |
成約率 | セールス動画/LINEチャット接客/フロント商品改善 |
LTV | 月額課金導入/アップセル設計/コミュニティ化 |
ここで重要なのは、うまくいったモデルを仕組み化して量産可能にすること。
これがスケーラブル経営の土台になります。
「売上の柱」は、1本じゃなく“複数”持つ
たった1つの事業にすべてを賭けるのは、リスクが大きすぎる。
💡 年商10億円 × 10事業 = 年商100億円
このように考えると、100億円は1つのバケモノではなく、“10の再現可能な成功”とも捉えられます。
事業ポートフォリオのイメージ例:
- 🎓 教育事業(サブスク型オンラインスクール)
- 🌍 越境EC(高単価プロダクトを海外へ販売)
- 🏨 旅館・ホテルプロデュース(リアル資産×体験)
- 🖥 BtoB SaaS(業務支援ツールなど)
- 🏭 地方企業のM&A → リブランディング&再生
ここでのポイントは「業種の違い」よりも、「収益モデルの違い」を意識して組み合わせること。
「数字経営」へのシフト:KPIを使いこなせ
感覚では、もう通用しないフェーズに突入します。
だから必要なのが、KPI(Key Performance Indicators)=重要業績指標による数字モニタリングです。
📊 主なKPI項目:
指標 | 意味 |
---|---|
CAC | 顧客獲得コスト |
LTV | 顧客生涯価値 |
ROAS | 広告費対売上比率 |
離脱率・継続率 | サブスクやサービス継続性の指標 |
MRR / ARR | 月次/年間の定期売上 |
毎週/毎月でデータを見て、改善ポイントを見つける → 改善する → 再検証
これが、成長企業の「数字で回す」経営サイクルです。
M&A・アライアンスで成長に“レバレッジ”をかける
ここまで来たら、自社だけで成長する必要はありません。
むしろ、「他社の資産や販路」を活用する方が早く、強くなれます。
🔁 M&A(企業買収)のメリット:
- 即戦力のチーム・技術・顧客を獲得
- 新市場へ短期間で参入
- ゼロから作るよりはるかに早くリターンが出る
🤝 アライアンス(業務提携)の例:
- 自社商品を他社の販路で販売
- 他社の技術を使って自社サービスを強化
- 共通ターゲットの企業と合同キャンペーン
100億円企業は、「全てを自前でやる発想」から卒業しています。
強みを活かし、他社の力を借りて“共創”する発想が、次のステージを拓きます。
✅ フェーズ5まとめ|「型化 × 拡張」でビジネスを加速させる
このフェーズの本質は、「伸びる構造」を見つけて仕組みに落とし、それを拡張・分散していくこと。
実践チェックリスト:
- コア事業に全集中して、「勝てる型」を作る
- 仕組みにして再現可能にする(チーム化・自動化)
- 異なる収益構造で複数の事業を持ち、安定と分散を両立
- KPIをもとに数字で経営する
- M&Aやアライアンスで、成長スピードにレバレッジをかける
「やればできる」から、「やれば伸びる」へ
ここまで来たら、あなたのビジネスはもう、“ただの挑戦”ではありません。
「成長前提で設計された、再現性ある事業体」になっています。
さあ、ラストフェーズでは――
いよいよ「出口戦略」や「資産化」など、ビジネスを永続的な価値に変える設計に入っていきましょう。
フェーズ6:持続的成長と“選ばれ続ける企業”のつくり方
「100億円達成」は、ゴールじゃなく“次のスタートライン”
ここまで、あなたは壮大なビジョンを描き、
ゼロから事業を立ち上げ、スケールさせ、多角化を進めてきました。
売上は伸び、チームもでき、
社会からの注目も集まり始めている――
でも、ここでひとつ思い出してほしい。
💡「100億円企業をつくる」とは、“一発のヒット”ではなく、“続く企業体”をつくる挑戦だということ。
この第6フェーズでは、100億円の先を見据えた
「持続的な成長戦略」と「組織基盤の強化」について掘り下げていきます。
変化する市場に“しなやかに適応する企業”へ
未来は予測できない。
AI、Web3、グリーン経済、人口動態の変化…
だからこそ、これからの成長企業に必要なのは、“勝ちパターンを疑う思考”です。
📌 継続成長のための問い:
- 今のビジネスモデル、5年後も通用するか?
- 新技術で、もっと良い提供価値に進化できないか?
- 顧客の「本質的な課題」は、どこに移動しているか?
🚨 現状維持=衰退
成長する企業は、“常に自分をアップデート”し続けている。
「組織文化」が、会社の未来を決める
事業がスケールし、メンバーが増えてきたとき――
最大の敵は、「組織の空中分解」です。
それを防ぎ、全員が同じ方向を向き続ける鍵が、“カルチャー”=組織文化の言語化と実装。
🔑 組織を支える3本柱:
要素 | 意味 |
---|---|
🎯 ビジョン | なぜこの会社が存在するのか(存在意義) |
🌍 ミッション | 社会にどう貢献するのか(役割) |
💡 バリュー | 日々の判断基準となる行動指針 |
✅ 実践アイデア:
- 1on1で「バリューに沿った行動」をフィードバック
- 評価制度に“ミッション共感度”や“行動基準の実践度”を組み込む
- 入社時オンボーディングで“カルチャーの伝承”を徹底する
「ガバナンス」は、“守り”ではなく“攻め”の武器
企業規模が大きくなるほど、社会的責任も増します。
トラブル、炎上、訴訟、税務、契約――
ガバナンスの甘さ=ビジネスリスクです。
しかし逆に言えば、ここを整えることで、
大企業との取引や上場、海外展開の道も開かれます。
🛠 ガバナンス強化チェックリスト:
- 顧問弁護士・税理士・社労士のチームを持つ
- 社内規定・就業規則・研修制度を整備
- NDA・契約書・業務委託契約のテンプレートを用意し、レビュー体制を整える
「ルールに縛られる」のではなく、「ルールを使って加速する」
そんな発想の切り替えが、経営の質を変えます。
社会的価値と、利益の“両輪”を回す
これからの時代、企業が選ばれる理由は「儲かるかどうか」だけではありません。
教育・医療・環境・地域・多様性…
あなたの会社が、どんな社会課題にどう向き合うか?が問われる時代です。
💡 ビジネスとソーシャルインパクトの重ね方:
領域 | 組み合わせ例 |
---|---|
越境EC | フェアトレードで開発国とWin-Winに |
教育 × AI | 地方の中高生支援プログラムに展開 |
ホテル事業 | 地域雇用・観光再生と連動する企画に |
社会性はブランディングの一部であり、
「共感される会社」「応援されるビジネス」をつくる要素でもあります。
✅ フェーズ6まとめ|企業は“続く設計”があってこそ価値になる
ここでのテーマは、100億円企業として“選ばれ続ける存在”へと進化すること。
📌 実践ポイント:
- 市場とテクノロジーの変化に、柔軟に適応する組織へ
- ビジョン・ミッション・バリューを軸に組織文化を築く
- ガバナンス&コンプライアンスで信頼性を底上げ
- 社会的意義をビジネスに統合し、持続可能なブランドへ育てる
「続く会社」をつくるのが、経営者の本当の仕事
100億円を超えてからが、本当の意味での“経営”の始まりです。
短期の売上ではなく、
長期で価値を生み続ける“組織の力”を育てること。
それが、あなたの企業が――
人に選ばれ、社会に必要とされ続ける“本物のブランド”になる道です。
終わりに|ゼロから100億円企業を目指す、すべての挑戦者へ
ここまで読んでくれたあなたへ。
本当に、ありがとうございます。
「年商100億円を目指す」と聞いたとき、
最初はちょっと笑ってたかもしれない。
でも今――きっとどこかで、こう感じているはずです。
「あれ、これ…意外といけるんじゃね?」
なぜなら、あなたはもうすでに――
✅ 思考を切り替え
✅ ビジョンを言語化し
✅ 売上を設計し
✅ 人と資金を集め
✅ スケールの道筋を描き
✅ 組織と文化の設計まで、見据え始めている
つまり、あなたはもう“妄想家”じゃない。
未来を設計する「リアルな挑戦者」なんです。
「個人で食う」から、「影響を生み出す経営者」へ
僕自身もかつては、「とにかく自由に生きたい」「雇われずに稼ぎたい」
そんな理由でビジネスを始めました。
でも気づいたんです。
一人で完結する世界には、“拡張性”がない。
人を巻き込み、仕組みでまわし、
社会に価値を返す。
それが、何倍も面白くて、何倍も意味のある道だった。
100億円って、ただの数字じゃない。
「どれだけ多くの人を幸せにできるか」という、挑戦の物差しなんです。
今の時代、誰だって「100億円」を目指せる
かつては“選ばれた人間”の話だったこの規模感も、
今はテクノロジーとネットワークの力で、民主化されています。
- AIを使って、プロダクトを自動生成できる
- SNSで、仲間も顧客も巻き込める
- 補助金・融資で、初期資金を確保できる
- 世界中の市場に、個人でもアクセスできる
つまり、「ゼロから100億円」は、あなたの話なんです。
これは、あなたの“挑戦の物語”
もちろん、ここからが本番です。
失敗もある。迷いもある。うまくいかない日もあるでしょう。
でも、それもぜんぶ物語の一部。
いつか誰かが、あなたの挑戦を見て勇気をもらう。
だから、まずやってみてほしい。
✨「100億円、目指しますw」って、言ってみること。
口にした瞬間から、世界がちょっとだけ変わります。
仲間が見つかる。アイデアが動き出す。現実が反応し始める。
すべては、そこからです。
それでは、またどこかの記事で。
もしくは、どこかのカンファレンスで。
あるいは、挑戦の現場で。
あなたの挑戦が、誰かの希望になる未来で――必ず、また会いましょう。
おおこし(@YUSUKE_OKOSHI)
以下に、経済産業省・中小企業庁が2025年春に開始した「100億円企業創出プロジェクト」および「中小企業成長加速化補助金」のポイントを整理してご紹介します。
🏢 100億円企業創出プロジェクトの概要
目的: 地域経済を牽引する「年商100億円」規模の中堅企業を、中小企業から新たに生み出す国家プロジェクト。
背景:
- 中小企業の生産性向上・所得向上を後押しし、全国で好循環を実現するため
- 地方経済をけん引する成長企業を重点的に支援
- 年商100億円企業は、賃金水準・雇用・輸出・波及効果で高い貢献力を持つ
📢 「100億宣言」の仕組み
概要: 中小企業の経営者が、年商100億円達成を目指すことを公式に宣言する制度。
📄 宣言書の記載項目(テンプレ形式):
- 企業概要(現在の売上高、従業員数、業種など)
- 理念・ビジョン(なぜ100億円を目指すのか)
- 目標と課題(いつまでに、どんな壁があるか)
- 具体的なアクションプラン(投資、人材、海外展開など)
対象: 現在の年商が10億円以上100億円未満の中小企業
開始時期: 2025年5月より、「100億企業成長ポータル」から電子申請可能(GビズID必要)
効果:
- 「100億宣言ロゴ」付与(名刺や資料でPR可)
- 他支援制度(補助金やネットワーク参加)への応募要件になる可能性あり
💰 中小企業成長加速化補助金
概要: 「100億円宣言」を行った中小企業の、大型設備投資を支援する補助金制度。
✅ 主な要件:
要件 | 内容 |
---|---|
① 宣言要件 | 「100億宣言」取得企業であること |
② 投資額 | 総額1億円以上の設備投資(IT・機械装置等含む) |
③ 賃上げ要件 | 賃金引上げなどの一定要件を満たす事業計画の策定 |
対象経費:
- 工場・設備の新設・増設
- 機械装置の導入
- ITシステム構築
- 専門家活用(外注含む)
補助率・上限:
- 補助率:原則1/2
- 補助上限額:最大5億円(投資額10億円で5億補助)
公募期間:
- 一次募集:2025年5月8日〜6月9日(予定)
申請方法:
- jGrants経由(GビズIDプライムが必要)
審査ポイント:
- 経営者の成長シナリオの明確さ
- 成長戦略と投資計画の整合性
- 雇用創出や地域波及効果
- 金融機関や社内体制との連携
📊 成長事例と資金調達戦略の参考
すでにゼロから100億円超を達成した企業(例:メルカリ、サイバーエージェント、ユニクロ)では以下が共通:
🔑 成功の構成要素:
- 明確なビジョン
- 成長ステージに応じた資金調達(補助金・融資・VC・IPO)
- 組織と仕組みの構築
- 社会性と利益の両立
📌 補助金活用のポイント(事業拡大企業向け):
資金源 | 特徴 | 注意点 |
---|---|---|
補助金 | 返済不要、信用力UP | 申請準備に手間・競争あり |
融資 | 低金利・経営権維持 | 元利返済&信用力必要 |
VC出資 | 大型調達・支援あり | 経営権希薄化リスクあり |
株式公開 | 大規模資金・ブランド力 | コストとガバナンス負担あり |
🎯 ビジョン見える化テンプレ活用法
- 経営理念+数字+戦略を1枚スライドにまとめる
- 折れ線グラフ・課題マップ・アクションプラン表などを活用
- ステークホルダー(社員・金融機関・投資家)との共通言語になる
中小企業庁の「100億宣言書テンプレート」「記載例」も活用可能(公式ポータルよりDL可)
📝 まとめ:今こそ「100億円」を本気で目指すチャンス
- 政府の支援が“成長企業”に集中し始めている
- 言語化 × 計画 × 補助金 × 資金調達で、挑戦のインフラは整ってきた
- あとは「宣言」して、動き出すだけ
大越 雄介
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